爆音

 

話題の「爆音映画祭」はうるさいの? 女ひとりでも楽しめるのか行ってみた結果…サイリウム、コスプレ、熱唱など未知の世界が広がっていました!!

                 「POUCH」2018年6月21日 百村モモ

 

 ネットで見つけた記事の見出し。「爆音映画祭」というのはライブ用の音響機材による大音響で映画を上映するんだそうな。

 辞書で「爆音」といえば「爆発の音、爆裂音」や「飛行機、自動車などの立てるやかましい音」というのが一般的。「爆音」=「大音響」というニュアンスではまだ記述されていないと思う。

 

新聞ではそれなりに見かけるようになった。


大編成の管弦楽が爆音で轟(とどろ)き、混声合唱マルクスエンゲルスのテキストを叫ぶ。

               2018年3月19日付朝日新聞東京本社版夕刊3面

            for your Collection クラシック音楽

 

エレキギターを爆音でバンドあるいはソロで展開することも並行して行っていた。

              2017年11月13日付朝日新聞東京本社版夕刊3面

                   「遠藤賢司さんを悼む」音楽評論家・湯浅学

 

オランダ・バッハ協会が、DJがホストを務めるシリーズ公演に出てマタイ受難曲の短縮版を演奏しました。DJの音楽が爆音で流れ、ピンクや青の照明の中登場して。

                     2017年9月9日付朝日新聞be3面

                      「フロントランナー 佐藤俊介さん」

 

その日、二十歳になったばかりの僕は人生で初めて音楽が爆音で流れるクラブという空間に行った。

                     2017年9月2日付朝日新聞be4面

                    「又吉直樹のいつか見る風景」代田橋界隈

 

朝日新聞ではこの1年で4件。だがまだ寄稿とかインタビュー(話し言葉)で、一般記事では見当たらない。

 

 初めて見かけたのはギターウルフというバンドの記事だったと思う。メモを残していないのが残念だが、2000年に「爆音」を含む題名の曲がある。

 それから、セカイノオワリの曲(2010年)の歌詞にも出てくる。

 三省堂主催の「今年の新語2015」に第9位で挙がっていた。でも2015年に急に見かけるようになったという記憶はない。

 

■■■追記(2018年11月5日)

 三省堂の「現代新国語辞典」第6版は採録していなかった。