空回ってる

「空回ってる」の用例ゲット。「空回り」という名詞が、動詞化した例ですね。

         10月24日の法政大学・尾谷昌則氏のツイッターでの発言から。

 

 漫画「GIANT KILLING」の画像つき。吹き出しに「前半は空回ってる印象だったのに」とある。

 

 「空回る」という用例は初めて見たように思うので記録しておく。

 

 尾谷氏はその後「野球の『空振り』だって、よく考えたら『空振った』という動詞で随分前から使用されてるんだから、『空回る』が『空回ってる』のような動詞(テイル形だから意味的には形容詞に近い)になるのも当然か」とも発言している。

 

 尾谷氏にとって「空回る」の例はすでに使われていると認識していて「空回ってる」が初見なのか。そのへんよく分からないが、「空振った」「空振る」は前から使われているという。

 

 「空振る」については、読売テレビ道浦俊彦氏のブログで2014年に、日本経済新聞のコラムのタイトルに「ボールを空振ること」とあるのを報告している。ブログにもあるとおり三省堂国語辞典第7版は「空振り」の動詞形として挙げている。

 

 ネット上では歌の題名で「空振った」が出てくるが、なかなか文章では見つからない。

 

 いずれも個人的にはまだ珍しく感じる使い方です。